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【YOGA】ラージャヨガにおける修行段階

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  今回はラージャヨーガ「魂の科学」に書かれている霊的段階を大まかにまとめてみようと思います。 ラージャヨガの霊的段階 1.食物鞘 ■肉体についての理解 解剖学的な身体の機能、内部構造を理解していく。 (解剖学の知識として 「ネッター 解剖学アトラス」 という書籍がおすすめ。) ■肉体内部の霊視。 肉体の内部をスキャンのようにして見ていきます。 この霊視を使って身体の悪いところを見つけ出し、ヒーリングをされている方もいるようです。 ■チャクラの理解と活性化。 シュスムナー管の理解とその中の各チャクラの理解を得ます。 チャクラの活性化に対しては、正しい呼吸法と瞑想法を伝授されて、実践されていなければなりません。間違った技法を使うと正常にチャクラは活性化されません。偏りが出て、精神不安定、鬱などに発展してしまう可能性があります。 ■チャクラの霊視。 瞑想にて各チャクラを霊視していきます。 チャクラの霊視にはクンダリニーの覚醒が伴っていなければなりません。 ■アパーナ気の霊視。 気の霊視は2段階で学ぶことですが、チャクラが活性化し瞑想で光が見えてきた段階でアパーナ気(下に下げる気の流れ、排出、毒素の発散)の動きを見ることができるようになります。 ■第6、第1チャクラの光の霊視。 ムーラダーラ、アージュナ―からの光を霊視できるまでは根気強く瞑想と呼吸法を続けること。 光がないと精妙な物事は見ることはできない。根気強く修練することによって最後には各チャクラの姿を霊視できるようになる。 ■クンダリニーの覚醒 上記の内容が達成された時点で、クンダリニーが覚醒した段階と言える。 2.生気鞘 ■5つの粗雑元素についての理解。(地・風・水・火・空) ■生気についての一般的説明 (気やオーラというものはヨーガでいう生気のことを指すのではないかと現段階では考えています。) ■5種類の生気の機能の理解。 (1)アパーナ気 (2)サマーナ気 (3)プラーナ気 (4)ウダーナ気 (5)ヴィヤーナ気 ■5種類の補助生気の理解。 (1)デヴァダッタ (2)クリカル (3)クールマ (4)ナーガ (5)ダナンジャヤ ■生気の働きの霊視。 *補足 本書の序文に書かれている以下の2つの項目を理解していることが前提。 ①真我とそれを被う5つの肉体についての理解。 ②原因体、微細体、肉体の関係性につい...

【YOGA】ヨーガスートラ 過去の転生を知ることについて

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  数日前にある方から、過去生について書かれているヨーガスートラの教えについて情報を頂きました。シェアさせて頂きたいと思います。 ヨーガスートラ 2.39 不貪の戒行において不動心を得たならば、 自分の転生の有様を三世にわたって漏れなく知ることができる。 (訳:佐保田鶴治) 以下は、このスートラに対する説明です。 英文はババジのクリヤヨガのGovindan先生の、“Kriya Yoga Sutras of Patanjali and Siddhas”から、英文の訳は、このスートラを紹介して頂いた方のものです。 As we give up greed or attachment, we begin to identify more and more with the Self. 欲望や執着を手放してゆくにつれて、我々自身が真我であることに気付きはじめる。 From the Self’s perspective, which ranges beyond time and place, knowledge of previous births and tendencies becomes accessible. 真我の視点は時空を超えていて、そこから前世のことや過去の性癖などが判る。 We are no longer tied down to the limited current set of ego-based desires. すると自我に基づく現在の欲求に縛られなくなる。 The storehouse of deep-seated habitual tendencies in the subconscious becomes accessible. It is important to see them with detachment. Many who do not, become overwhelmed by such memories. 但し潜在意識に深く根ざした過去の性癖やカルマの層に達することが可能となったとき、それに執着しないことが大切である。これができない多くの人は、そのような過去世の記憶に圧倒されてしまう。 2012.2.16

【YOGA】アシュタンガヨーガ ヤーマ/ニヤーマ

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  『魂の科学』の著者、スワミ・ヨーゲンシヴァラナンダ氏はラージャヨーガにおける解脱の道を上級者向けの内容として『魂の科学』で指し示しました。この内容を、おもに瞑想を通して知覚できるようになるにはそれ相応の霊的資格が必要だと言ってます。師はヨーガの初心者のために『実践・魂の科学』(現在は実践・ヨーガ大全として改正版が出てます)を書いています。これはパタンジャリのヨーガスートラに書かれている8段階のヨーガ行法の1~5段階までの内容になります。どなような筋道があるのかを『実践・魂の科学』から、まとめてみたいと思います。 まずは1段階目の「ヤーマ」と2段階目の「ニヤーマ」について。 「8段階からなるヨーガ修行法とは、いわばそこに8つの階段が設けられているようなものです。」 パタンジャリの8段階のヨーガ 1.ヤーマ:禁戒(制限しなければならないこと) 2.ニヤーマ:勧戒(まもらなければならないこと) 3.アーサナ:座法(ポーズ、肉体の浄化と強化) 4.プラーナヤーマ:調気法(呼吸のコントロール) 5.プラティアハーラ:制感行法(感覚器官から意識を引き離すこと) 6.ダーラナー:疑念、精神集中(一つのこと、または一点に集中すること) 7.ディヤーナ:瞑想(瞑想) 8.サマーディ:三昧(真我と一つになる)    「禁戒(ヤーマ)と勧戒(ニヤーマ)(8段階のうちの1段階と2段階を指す)はヨーガにおいて最も基本となる修行法ですが(中略)非常に多くの偉大な先進修行者が、これらの最も基本的な両行法に熟達していなかったがために、解脱の境地に達することができず、遂には感覚器官を楽しませるだけの俗界の深みの中に落ち込んでしまっています。」 ■1段階 禁戒(きんかい) Yama 心の平安を得るためには、他者とのエネルギーの交流の中に私達の存在が成立しているという事実にめざめ、自ら発する他者への行為を良好にする事が大切です。これは「出したエネルギーの質が、何らかの形で、同じ質のものが当人に帰ってくる」と云うカルマの法則を基盤にしています。 ①非暴力(アヒンサ)仏教では不殺生戒 生きとし生けるものに無用な暴力、殺生をくわえない。 すると、害されなくなる。 ②正直(サティア)仏教では不妄語戒  言葉と行動を一致させ誠実なものとする。すると、信頼を得る。          ...

【YOGA】ラージャヨーガ 3年間の修練段階

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  変化には、人それぞれ段階がある。変化の段階は今までの過去生で積んできたカルマによって決まることだということは分かってきたのだけど、霊的な道を行く人にとって、自分が今どの段階にいるのかという疑問は多くの人に起こることだと思う。またどのような段階を踏めばいいのか、私自身もとても興味のあること。そこで、今わかることをまとめてみようと思う。 ここ最近手にした本で、「魂の科学」スワミヨーゲンシヴァラナンダ著の本に、この解脱への段階が書かれている。著者が教えるラージャヨーガは3年間という期間で解脱の境地に導くものとしている。これはアシュタンガヨーガの8段階のヨーガ行法(パタンジャリのヨーガスートラ)の4段階目からの行法と類似。 【ラージャヨーガ1年目】 少なくとも2時間は身体を動かすことなく座り続けることができなければならない。調気法も完全に修得せねばならない。 1.制感行法 外界にある物事によって感覚が左右されないように感覚器官の働きを抑制し、思考と想像の働きを抑制できるようにしていく。 2.精神集中行法 身体内の内的心理器官や外界の一つの物事にのみ精神を集中し続けられるようにする。 3.瞑想行法 身体の粗雑な部分である食物鞘に向かって瞑想をほどこす。有尋三昧の境地。この境地は対象物を認識するための一つの段階。 4.クンダリニーの覚醒 クンダリニーを活性化させ、背骨の中を通っているスシュムナー管の上にある6つのチャクラの中に入っていく。身体内の精妙な知識を得る。 5.生気鞘に関する知識を得る行法 有尋三昧(クンダリーニの覚醒時に達する境地)の中で食物と生気の両鞘(コーシャ)を区別できるようになってくるが、この段階では生気(プラーナ)に関するあらゆる知識を直覚しうるようにならなければならない。 【ラージャヨーガ2年目】 1.後頭部の空間ブラフマランドラに入る行法。 瞑想をさらに深めていくと、有想三昧の境地に入ると、ブラフマランドラ内部にある意識鞘と理智鞘を霊視できるようになる。共に両鞘の関係をも霊視できるようになる。 2.意識鞘内にて(霊視する内容) ここでは有想三昧の境地にあって、内的心理器官の一つである意思を霊視し、さらに知覚器官と運動器官とそれらの機能、また、それら感覚器官との間で情報の授受を行う意思の機能といった事をも霊視せねばならない。 3.理智鞘にて(霊...

【YOGA】カルマについて

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カルマについての基本的な知識を、いろいろと調べている。 年末からの流れで、『ババジと18人のシッダ』の著者、マーシャル・ゴーヴィンダン氏が現在普及に努めているクリヤー・ヨーガの第一イニシエーションを受講することを決めた。そのHPで電子書籍が販売されているが、その内容に現在のテーマ、「カルマ」について書かれていたので、今日はその内容から理解したことを書きたいと思う。 ■カルマとはどういう仕組みで人生に影響を与えているのか。 まず人生において選択した行為がカルマの保管所に蓄積される。その蓄積された行為によって、その魂の質が決まってくる。例えば、思考、言葉、感情。それらの行為の蓄積で、生まれてくる環境や容姿が定められ、その人生において潜在的にその人の思考の癖、言葉の癖、感情の癖が結果として現れる。要するに今までの選択の結果がその人生の結果として現れている、ということになる。この潜在的に蓄積された癖をヨーガにおいてサンスカーラというらしい。 ■カルマには3種類のものがあることが分かった。 1.サンチタ・カルマ:前世から積まれてきたカルマ。現世、来世で現れる。 2.プラーラブタ・カルマ:現世で清算されなければならないカルマ。(または運命) 3.アーガーミ・カルマ:現世で積まれた新しいカルマ。来世に持ち込まれる。 つまり、サンチタ・カルマの前世から積まれてきたカルマから、現世、その後の人生で清算されるカルマを待ちだされる。たとえ現世でいずれかのカルマを解消したからといって、バックにはカルマの貯蔵庫があり、うんとカルマが蓄積されている。 HP:ババジのクリヤーヨガ http://www.babajiskriyayoga.net/japanese/home.htm 電子書籍「クリヤー・ヨーガ:道を照らす光」 http://www.babajiskriyayoga.net/japanese/bookstore.htm 2012.2.1

【YOGA】ラージャヨーガ 3種の身体と5つの鞘

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ラージャヨーガ 序文 【3種の身体と5つの鞘】 真我は3種の身体によって隠されている、この真我をどのようにしたら霊視できるのかが本書の主題。 真我は3種の身体によって被い隠されている。①肉体、②微細体、③原因体。この3つの身体は真我を守る城のようなもの。真我は城主。 「私」という場合、そう呼ばれているものは2つの実存原理(Tattwa)が集まってできている。生命のない物質(Jada)と生命(Chetan)。生命は生命のない物質の中に隠されている。生命そのものである真我の居どころは、 物質元素から創られているこの身体。 ①肉体 肉体は粗雑体と呼ばれる。この肉体は5種の粗雑元素からできていて、過去に行った行為を反映して創り出されている。そしてこの肉体は2つの部分からなっている。そのうちより粗雑な部分は食物鞘(Annamaya Kosha)であり、もう一つは生気鞘(Pranayama Kosha)。これらの鞘はともに城主である真我に粗雑次元での奉仕をしているけれど、こうした肉体自身が奉仕する力を持っているわけではない。この奉仕の力、エネルギーは実は身体の内側にある別の身体から送られてくる。 ②微細体(Sukshma Sharira) 別の身体とは、微細体のこと。(真我を被い隠している3つの身体のうちのひとつ。)微細体は、非常に微細な気体のような物質からできている。肉体全体の内に浸透し広がっている身体。力の面から言えば、この微細体は肉体を動かす立場にある。 肉体の動きのすべては、この微細体から送られてくる力や刺激によってのみ惹き起こされる。この刺激として伝わってくる力の中には、①知識、と②運動、とういう2種の力が混ざり合っている。これら2種の力によって生命力が生じ、肉体の全ての機能が保たれている。 微細体も2つの部分から成り立っている。 一つは運動の力が勝る意識鞘(Manomaya Kosha)。もう 一つは知識の力が勝る理智鞘(Vijnanamaya Kosha)。この知識と運動という生命力もこの微細体に属するものではなく、他のもう一つの身体が微細体内部に満ち溢れており、この身体から微細体へと生命力が伝えられている。 ③原因体 このもう一つの身体を、カーラナ・シャリーラ、または、リンガ・シャリーラ、アヴィヤクタ・シャリーヤと呼ばれている、いわゆる原因体である。(真我を被い...

【YOGA】ラージャ・ヨーガ 1年目

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ラージャヨーガに関してまとめ。 ラージャヨーガは3年間という期間で解脱の境地に導くものとする。 ラージャ―ヨガ1年目 少なくとも2時間は身体を動かすことなく座り続けることができなければならない。 調気法も完全に修得せねばならない。 ①制感行法:外界にある物事によって感覚が左右されないように感覚器官の働きを抑制し、思考と想像の働きを抑制できるようにしていく。 ②精神集中行法:身体内の内的心理器官や外界の一つの物事にのみ精神を集中し続けられるようにする。 ③瞑想行法:身体の粗雑な部分である食物鞘に向かって瞑想をほどこす。有尋三昧の境地。この境地は対象物を認識するための一つの段階。 ④クンダリニーの覚醒:クンダリニーを活性化させ、背骨の中を通っているスシュムナー管の上にある6つのチャクラの中に入っていく。身体内の精妙な知識を得る。 ⑤生気鞘に関する知識:有尋三昧の境地の中で、食物と生気の両鞘(コーシャ)を区別できるようにする。生気に関する知識を直覚できるようになる。 スワミ・ヨーゲンシヴァラナンダ著 「魂の科学」より 2012.1.24 

【YOGA】ガーヤトリマントラ

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सूर्य ॐ भूर्भुवः स्वः तत्सवितुर्वरेण्यं भर्गो देवस्य धीमहि । धियो यो नः प्रचोदयात्‌ ॥ om bhūrbhuvaḥ svaḥ tatsaviturvareṇyaṁ bhargo devasya dhīmahi |dhiyo yo naḥ pracodayāt || オーム ブールブヴァハ スヴァハ タットサヴィトゥルヴァレーンニャン バルゴー デーヴァスヤ ディーマヒ ディヨー ヨー ナハ プラチョーダヤートゥ すべての力の源なるものよ その光、遍く世界を照らせり わが心をも照らせり わが心も、その光となさしむるがため LIGHTNESSTREE http://lightnesstree.shop-pro.jp/